「ひな人形を早く片付けないと婚期が遅れる」は本当?意外と知らないひな祭りのマナーと由来

「ひな人形を早く片付けないと婚期が遅れる」は本当?

3月3日が近づくと、街には桃の花が並び、春の訪れを感じて心が弾みますね。でも、ひな祭りが近づくにつれて、心のどこかでこんな言葉が気になりませんか?

「ひな人形を早く片付けないと、婚期が遅れるよ」

子どもの頃、お母さんやおばあちゃんにそう言われた経験がある方も多いはず。 「うちはまだ出しっぱなしだけど大丈夫かな?」「そもそも、いつ出すのが正解なの?」と、マナーや由来について意外と知らないことも多いものです。

せっかく飾った美しいお雛様。正しい意味を知ることで、準備や片付けが「やらなきゃいけない家事」から「家族の幸せを願う大切な習慣」に変わります。この記事では、婚期にまつわる噂の真相から、ひな祭りの本来の由来、そしてスマートなマナーまでを分かりやすく解説します。


2. 「婚期が遅れる」の真相とは?言い伝えに込められた親心

まずは一番気になる「婚期」の噂から紐解いていきましょう。結論から言うと、これには科学的な根拠があるわけではありません。

「しつけ」としての意味合いが強い

この言い伝えが広まった最大の理由は、「片付けも満足にできないようでは、きちんとしたお嫁さんになれないよ」という、昔ながらの教育・しつけの意味が込められています。 雛人形は非常に繊細なものです。それを丁寧に扱い、時期が来たらテキパキと片付ける習慣を身につけてほしいという、親から子への愛の鞭だったのですね。

「早くお嫁に行けますように」という願い

雛人形は「結婚式の様子」を表しています。そのため、「早く片付ける=早くお嫁に行く(嫁入り)」という連想から、早く片付けることが縁起が良いとされるようになりました。


3. ひな祭りの由来と「人形(ひとがた)」の役割

なぜ、ひな祭りに人形を飾るのでしょうか?そのルーツを知ると、ひな祭りがもっと愛おしくなります。

厄を身代わりしてくれる「流し雛」

ひな祭りの起源は、古代中国の「上巳(じょうし)の節句」にあります。もともとは、紙で作った人形(ひとがた)で自分の体を撫で、自分の穢れ(けがれ)や災いを移して川に流す習慣でした。これが日本の「ひな遊び」と結びつき、現在のような豪華な雛人形を飾る形に発展したのです。

雛人形は「子どもの守り神」

つまり、雛人形はお子様の「身代わり」となって、病気や事故から守ってくれる存在。飾っている期間は、お雛様が厄を引き受けてくれている期間でもあるのです。



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4. これで完璧!意外と知らないひな祭りのマナー

いつ出して、いつ下げるのか。カレンダーと一緒にチェックしておきたい正しいマナーをご紹介します。

飾る時期は「立春」から「雨水」がベスト

お正月が明け、節分の豆まきで厄を払った後、「立春(2月4日ごろ)」に飾るのが一般的です。 さらに風水や暦の上でおすすめなのが「雨水(うすい:2月19日ごろ)」。雪が溶けて水になり、草木が芽吹き始めるこの日に飾ると、良縁に恵まれると言い伝えられています。

片付ける時期は「啓蟄(けいちつ)」を目安に

3月3日が過ぎたら、なるべく早く片付けるのが理想です。目安は「啓蟄(けいちつ:3月6日ごろ)」。 ただし、最も重要なのは「お天気」です。湿気は人形の天敵!雨の日に無理に片付けると、カビやシミの原因になります。3月中旬までの「カラッと晴れた日」を選んで片付けましょう。

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お供え物のマナー「ひな祭り三色」の意味

ひし餅やひなあられに使われる「ピンク・白・緑」には意味があります。

  • ピンク: 桃の花(魔除け)
  • 白: 雪(清浄)
  • 緑: 若草(健康) 「雪の下には新芽が吹き、空には桃の花が咲いている」という春の情景を表しているんですよ。

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5. まとめ|大切に飾って、気持ちよく送り出そう

「婚期が遅れる」という言葉に焦る必要はありません。大切なのは、雛人形がお子様の身代わりとなって守ってくれていることに感謝し、大切に扱う心です。

「今年も守ってくれてありがとう。また来年ね」と声をかけながら、晴れた日にゆっくり片付ける。そんなゆとりこそが、暮らしを豊かにし、巡り巡って素敵なご縁を引き寄せるのかもしれません。

今年のひな祭りは、ぜひ由来を思い出しながら、お雛様との時間を楽しんでくださいね。


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